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明治33年、わが国に来朝し、ドイツ医学を伝えた高名なドイツの医師エルウイン・フォン・ベルツ博士の門下生であった足立謙一郎氏が、内藤武男、福島橘郎氏と発起人幹事となり、医道に真剣な同志10数名と共に、研究成果、実験報告を発表し、医学のための研鑽究明を目的とした「浜松同士会」を結成しました。
その後、明治37年「同志会」は足立氏が中心となり、熊谷謙(眼科)、大庭伊太郎(皮膚科)、馬淵貞司(内科)氏ら、多数諸氏の熱心な協力により「遠江医学会」が創設されました。
本医学会は、第2次大戦中及び戦後の4年間の中断期間を除いて平成20年に創立100周年を迎えた、わが国で最も伝統のある学会であります。
静岡県西部の小笠・磐周・磐田市・浜松・浜名・浜北・引佐郡の全医師会員(約1,500名)で組織し、臨床医学の研鑽を目的とする医学会で、明治・大正・昭和・平成と激動の20世紀を通じ、地域医療の第一線で活躍している会員が、専門分野を超えて一堂に会し、地域の医療課題に正面から取り組み、また、先進医学の動向把握につとめ、学術的にも優れた研究成果を挙げ、静岡県西部地域の医療水準の向上に大きく寄与してきました。
遠江医学会創立100年のあゆみを振り返るとき、本学会を創設し、ここまで育ててこられた幾多の先輩の熱意と努力に対し尊敬と感謝の念を禁じえません。
当会の伝統の重さを痛感するとともに、これからも当会のさらなる発展を目指して努力してまいる所存ですので、皆様方のご指導、ご支援をお願いいたします。 |